桐箪笥の洗い、直し

桐箪笥の修理の依頼を受けており約2か月
出来上がりました。桐箪笥の修理はまず金具を外し、桐材の漂泊、水洗いを繰り返します。そうすることで白く綺麗な桐本来の色に戻ってきます。
前回は金具はすべて新品に変えましたが、今回ご依頼を頂いたお客様は、今ついている金具がお気に入り、金具を外し再メッキを施しました。
最後には、湿気・汚れを防ぐゆたんを掛けさせて頂き完成です。
ビフォー、アフターで同じものとは思えないぐらいです!

                    又、納品時には帽子、マスク、手袋をして設置していきます。

100年前の桐ダンス

桐ダンスのメンテナンス

桐ダンスの洗い直し、再生の手順は
① 金具はずし
② 洗い
③ 乾燥
④ 板の部分張替
⑤ 棚の修理
⑥ 面の張替
⑦ 鉋かけ
⑧ うずくり
⑨ 仕上げ

多くの工程を終え、今まで過ごしてきた年月と、同じだけ使って頂けるように再生させます。
大切な衣類を守るとともに、そこには想いも・・・
調湿・温度を一定に保つ通気性、手造りならではの素材、耐久性
汚れや傷がついても、新しく再生 美しいまま新たに末永く使って頂けます。

残しておいた、床框・障子